リリース全史
65日で41リリース。
2026年6月26日の初リリースから、8月30日の v1.14.0 まで。巨大なログを読むだけのビューアとして出て、11日後に編集と保存を覚え、15日で 1.0 に着き、そこから比較・変換ツールボックス・AI・桁を数えるルーラーが乗るまでの全記録です。
41リリース
65 日期間
15 日1.0 到達
3 本最多の1日(7/11)
9 日最長の間隔(8/5→8/14)
リリース密度 — 1本 = 1リリース
6/26
7/1
7/11
7/21
7/31
8/10
8/20
密なのは真ん中です。7/11 の3本(1.0 と、その直後の修正2本)が最大。1.8 以降は間隔が開き、1本あたりが大きくなります。
読むだけのビューア
v0.1 – v0.3 · 6/26 – 6/29
最初の3本の狙いは1つだけ。他の道具が音を上げるログを開いて、落ちないこと。まだ書き換えはできません。
0.16/26
初リリース。巨大ファイルのビューア(閲覧専用)。読み込むのではなくマップするので、10 GB のログでもメモリを埋めずに開く
0.26/28
検索、フィルタ表示(一致行だけ)、tail -f 相当の追従、コピー
0.36/29
複数ドキュメント、サイドバー、行ジャンプ、フォント、最近使った項目
書き換えて、見た目を決める
v0.4 – v0.7 · 7/7 – 7/9
8日空けて編集が入ります。ビューアがエディタになった区間で、CSV や NDJSON を「構造として読む」画面もここで生まれました。
0.47/7
編集と保存。置換と、文字コード・改行コードを指定しての変換保存。ここでエディタになる
0.57/8
フォント選択、表示設定(タブ幅・行間・現在行・カーソル)、配色テーマ
0.67/8
構造化表示。CSV/TSV を等幅の桁に揃え、NDJSON は選んだフィールドだけを投影。読み取り専用なので、ファイルは元のまま
0.77/9
セッション復元(未保存の新規タブも本文ごと戻る)と、About パネルの修正起動しない不具合あり
配れるものにする(1.0)
v0.8 – v1.0.3 · 7/10 – 7/12
署名と公証を通して 1.0。その直後、いちばん質の悪いバグ——未保存の本文が消える——を2本続けて直しています。
0.87/10
起動しない不具合の修正(署名・universal)、Finder 統合、印刷/PDF、更新通知、新しいアイコン
0.97/10
Developer ID で署名し、公証を通した。ダブルクリックで開く。右クリックは要らない
1.07/11
1.0。10 GB を開いて、編集して、ファイルを半端な状態にせず保存する
1.0.17/11
未保存の新規ドキュメントが、別のファイルを開くと消えるデータ消失バグを修正
1.0.27/11
書きかけの本文をディスクの draft に逃がす。kill -9 で落としても、次の起動で戻る
1.0.37/12
日本語入力の変換中に行ジャンプが効かなかったのを修正
見比べる
v1.1 – v1.3 · 7/13 – 7/16
4日かけて「何が変わったか」だけをやった区間。入口は4つ——2つのファイル、開いているタブ同士、クリップボード、2つの URL。
1.17/13
比較(diff)。サイドバイサイドで、行と文字の両方をハイライト
1.1.17/13
「2つのファイルを比較」が黙って何も起きなかったのを修正
1.27/14
マージ。矢印で差分を取り込み、結果を別名で保存する
1.2.17/14
マージの向きを矢印どおりに(→ は左の内容を右へ)
1.37/16
URL 同士の比較(https のみ。配布 .app に ATS の例外を置いていないため)
道具箱を満たす
v1.4 – v1.8 · 7/17 – 7/27
無料コアを「欠けのない道具」にした11日。JSON をその場で問い合わせ、選択範囲を変換し、見た目を握り、複数箇所を同時に編集する。
1.47/17
JSON 整形と、その場のクエリ窓(⌥⌘J)。jmespath 相当の絞り込みを、ディスクに何も書かずに
1.57/18
テキスト変換ツールボックス。ケース変換、HTML/URL/Base64 のエンコード・デコード、ソート、重複削除、逆順、連番、選択範囲をローカルのコマンドへパイプ(⌥⌘R)
1.67/19
外観テーマの拡充と、設定の書き出し・読み込み(他の人に渡せる)
1.77/19
正規表現のルックアラウンド、ANSI カラー、背景の透明度。予定していた無料コアがここで出そろう
1.7.17/23
書式メニューに、行の連結・字下げ・字上げ
1.87/27
マルチカーソル(⌘クリック・⌘D)と行表示。ケースを保つ置換、連番のパラメータ化、区切り文字での行の分割も
AI と、看板の掛け替え
v1.9 – v1.11.2 · 7/28 – 8/14
自分の API キーで、ログに何が起きたかを尋ねられるようにした区間。そして看板そのものを「巨大ファイル」から「自分が書いていないテキスト」へ掛け替えました。
1.97/28
AI 連携(BYOK)。失敗している箇所を選んで、何が起きているかを尋ねる。キーは自分の Mac から出さない
1.107/29
答えが書かれる端から流れてくる。モデルを選び、接続を試し、実際に通ったモデルだけを記憶する
1.10.17/29
8 MB 未満の編集ペインで ⌘F が効かなかったのを修正。検索・置換・⌘L・ペインごとのアンドゥ利用者からの報告
1.10.27/30
OpenAI の推論系モデル(o4-mini・o3)が 400 で弾かれていたのを修正
1.10.38/3
581 万 6535 行の CSV を実演して見つけた2件——メニューが2つ英語のままだったのと、構造化表示の列幅が先頭 1000 行だけで決まっていたのを修正
1.118/5
ツールバーと、看板の掛け替え。既定6つのボタン、小さいファイルは打ちながら絞る live grep、そして桁を揃えたままの検索・フィルタ・追従
1.11.18/5
検索バーが構造化表示のバナーと重なっていたのを修正
1.11.28/14
他のアプリでの変更を自動で読み込み直す。画面の中身が、ディスクの中身に追いつく
桁を数える
v1.12 – v1.13.0 · 8/15 – 8/28
構造化表示が効くのは区切り文字のある形式だけでした。銀行や役所から今も降ってくる固定長のレコードには、何も効きませんでした。
1.128/15
桁ルーラーと、固定長の項目定義。目盛りをクリックして項目の切れ目を置き、掴んで動かす。仕様書があるなら 1-8,9-14,15-40 と打つだけ。定義はファイルごとに覚え、構造化表示の5つ目のモードとして流し込めば、固定長が列として読める
1.12.18/16
浮いている小窓を掴んで好きな場所へ置けるようにし(次からもそこに出る)、構造化表示に列名の帯を固定。帯の境界を掴むと列幅が変わる
1.12.28/17
線を引いたら、その場で列になる。整形しないので編集できたまま。Tab で次の項目まで字を詰め、⌥Tab で 2 行目以降も同じ桁へ。切れ目が無ければ中身から桁割りを作る
1.12.38/19
値ではなく、形を比べる(⇧⌘F)。テスト環境と本番のデータのように、形が揃っているかだけを見たいとき——値しか違わない行は「同じ」になり、2026-08-19 と 2026/08/19 は違うまま残る。あわせて、一度も効いていなかったメニューのチェックと無効化も修正
1.12.48/21
絞り込んだら、絞り込んだ行に桁が合う。列幅を先頭と末尾の 1000 行から決めていたので、中間にしか無い長い値は拾えなかった——300 万行の CSV を ERROR の 59 行に絞ると、34 桁の列が con… に潰れていた。あわせて、小さいファイルでフィルタ中に構造化表示へ切り替えると画面が食い違っていたのも修正
1.12.58/22
一致行の、前後も出す(grep -C 相当)。絞り込むと一致行しか残らないが、何が起きたかはたいてい直前の行にある。検索バーの ± 欄に数字を打つか、⌥⌘] で1行ずつ広げる
1.12.68/27
絞ったまま、次も開く。⌘F が漏斗を前の状態で開く。漏斗を使えないペインへ移っても、絞りたいという意図は消えない
1.13.08/28
入口を開ける。パイプで流し込め(kubectl logs … | mreditor)、.gz / .zip は展開してから開く(判定は拡張子ではなく中身)。あわせてしおり: ⌘B で印、⌘; で行き来
向こうにあるログ
v1.14.0 · 8/30
ここまでのログは、手元にある必要がありました。本当に見たいものはサーバーにあり、いつもの答え(まず落とす)は 10GB では答えでなくなります。
1.14.08/30
向こうにあるログを、落とさずに開く(⌃⌘O)。ssh host:/var/log/app.log で末尾から開き、行番号は本物。絞り込みは向こうで走る——grep -n が一致行と行番号を返し、本文は 1 バイトも転送しない。追従は tail -f を流し込み、止めれば向こうも止まる。⌘C は本文だけを返すので、そのままクリップボード比較へ渡せる
データについて
- 日付は GitHub のリリース公開日(UTC)です。タグの日付と1日ずれるものがあります(
v1.3 はタグ 7/15・公開 7/16)。
- タグ41本すべてに公開リリースがあります。タグだけの版も、欠番もありません。
- v0.7 は起動しません。リリースノートを「v0.9 をお使いください」に差し替えてあります。修正は v0.8(署名)と v0.9(公証)。
- 空白がいちばん長いのは 6/29 → 7/7 の8日(編集機能の実装)と、8/5 → 8/14 の9日(有償版の準備)です。
- ここに出てくる実測値は、測ったビルドのものです。最新の数字は トップページにあります。